2012年6月20日(岩手)
三陸鉄道、クウェート国の支援で新型車両3台の導入を決定:アルオタイビ駐日大使の働きかけ実る
20日付岩手日日新聞は、三陸鉄道が、クウェートからの支援を受けて、新型車両3台の購入を公表したと報じた。新型車両は、東日本大震災で被災して運行不能になった、南リアス線の車両3台を入れ替える形で、来年2月からの運行を 予定している模様。 三陸鉄道によれば、新型車両は、既存の車両よりも大きな窓やより広いシート間隔を確保、シートそのものも、より座り心地のよいものに変更し、車両内は和風の雰囲気を取り入れたものになるという。さらに新型車両には、バリアフリー対策が施され、乗降用ステップの廃止、車椅子用のスペースや固定装置などが設置されるという。報道によれば、新型車両の価格は1両約1億5000万円。 アブドゥルラフマーン・アルオタイビ駐日大使は、地元被災者の日常の交通手段の確保を目指して、三陸鉄道の復興のためにクウェート国からの支援を活用して欲しいと、かねてより関係当局に働きかけを行なっていた。