2012年12月25日(東京)
アルオタイビ駐日クウェート国大使、岩手県大船渡市の戸田市長の表敬訪問を受ける

アブドゥルラフマーン・アルオタイビ駐日クウェート国大使は、大使館に岩手県大船渡市の戸田公明市長の表敬訪問を受けた。

会談の冒頭、戸田市長はクウェート国政府とクウェート国民に対し、2011年3月の東日本大震災によって甚大な被害を受けた大船渡市はじめ被災地へ向けて提供された支援への感謝と称賛の念を表明した。

会談では、アルオタイビ駐日大使は、死亡者340名、行方不明者80名合わせて市の総人口の1パーセント、また建物被害を受けた5,530世帯のうち全壊2,787戸と深刻な被害を受けた大船渡市の災害復興の現状を問うた。戸田市長は、現在およそ250の復興事業が進行中であり、被災住宅の移設計画も進んでいると説明し、市民に再び悲劇をもたらさないためにも、新しい津波予防対策が実施されていると強調した。

アルオタイビ駐日大使は、戸田市長に説明を受けた復興計画の方針に感銘を受け、戸田市長及び大船渡市民が、一刻も早く悲惨な状況から脱せられるよう激励するとともに、同市の輝かしい将来を祈念した。戸田市長は、感謝の念を新たにするとともに、アルオタイビ駐日大使とともに、クウェート国と大船渡市のさらなる協力関係と友情を誓い合った。