2012年12月25日(東京)
アルオタイビ駐日クウェート国大使、東日本大震災被災者支援事業に関し、日本赤十字社の説明を受ける
アブドゥルラフマーン・アルオタイビ駐日クウェート国大使とアブドゥルアジズ・アルダラフ三等書記官は、大使館に日本赤十字社の幹部職員を迎え、2011年3月の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城、岩手、福島三県の被災地復興支援事業に関する説明を受けた。
説明に先立ち、日本赤十字社の救護・福祉部野口良樹次長及び国際部山本孝幸参事より、近衛忠煇日本赤十字社社長からのメッセージが伝達された。メッセージは、復興支援のために2011年10月に贈呈された400億円相当の原油、さらに2012年7月に追加支援として贈呈された2百万ドル(約1億7千万円相当)の救援金につき、これを被災地の復興支援に充てるために受託した日本赤十字社社長として、クウェート国政府及び国民に対し、支援の受益者を代表して深い感謝の念を表するものであった。
続いて日本赤十字社側より、クウェートからの救援金を活用して、被災三県で県と市町村が主導して被災者の生活再建のために進めている事業についての説明があった。アルオタイビ駐日大使は、クウェートからの救援金が、被災者の痛みや困難を軽減するための一助になることを願うとともに、目に見える形になっている支援事業については、来年度に被災地を訪問して視察したい旨の希望を述べた。