2016年10月20日(名古屋)
モハメド・アルオトマン二等書記官、名古屋外国語大学で講演
モハメド・アルオトマン二等書記官は名古屋外国語大学からの招待を受け、同大学にて講演を行った。
「クウェート:立憲君主国家、経済動向:国家経済及び経済見通し」というテーマのもと、アルオトマン二等書記官は、クウェートの立憲君主制:行政、立法、政府の司法機関、経済統計(GDP、国家予算、貿易量)に加え、クウェートの経済発展に寄与する主要機関や独立行政について説明した。主要機関として、クウェート監査局、中央入札委員会、計画と開発のための高等委員会総局、クウェート投資庁、クウェート科学研究所などが挙げられる。
講演の第二部において、アルオトマン二等書記官は、クウェートの有望な経済見通し、特に地域におけるクウェートの先駆者的地位の回復や、金融・貿易の中心となるための、革新的な国家開発計画について説明した。計画には、エネルギー、教育、水インフラ、廃棄物管理、不動産開発、輸送インフラの大規模投資プロジェクトなどが盛り込まれている。それと同時に、クウェートにおけるビジネスフレンドリーな環境、環境的に持続可能な投資を支援するために現代的かつ独立した組織を新設している。
最後に、包括的かつ互恵的な日本とクウェートの二国間関係・戦略的パートナーシップについて言及した。