国旗と国章
1961年の正式独立以前は、クウェイトの国旗は形もサイズもまちまちであったが、独立後政府は新デザインの国旗の制定を決定し、1961年9月7日に国旗制定法が公布され、同年11月18日に修正が加味された。
国旗制定法第1条において、旗の形は長方形とし、横の長さは縦の2倍と規定された。
旗は水平に3等分され、旗柱部分が不等辺四辺形となっており、3等分の最上部は緑色、真中が白色、最下部が赤色そして不等辺四辺形は黒色となっている。
これらの色はサフィーエ アル・ディーン アル・ヒリーの詩に由来している。
緑は平和、白は清廉、赤は血(勝利)、そして黒は戦いを象徴している。
1963年年央までの国章は、鷹とその上に2本の国旗が交差しているデザインをあしらったヘルメットの形をしたものであったが、閣議において新国章の制定が決議された。
現在の国章は、翼を上方に大きく丸く広げた鷹の絵で、青色と白色の波の上を航海しているダウ船が翼の中に描かれ、ダウ船の上部にアラビア語で「クウェイト国」と国名が記され、鷹の足の部分は国旗がデザインされている。